ラベルライターP-TOUCH CUBE(ピータッチ キューブ) PT-P710BT(ブラザー工業)のレビューです。
P-TOUCH CUBEが「バッテリー内蔵」&「USB充電式」になって発売された新タイプです。白と金のテープが各1個付属しています。
別売のテープを購入すれば、布テープやリボンテープにもプリント可能です。他にも色々なテープが販売されています。
もくじ
P-TOUCH CUBE(PT-P710BT)
「ラベルライター」といえばテプラが有名ですが、個人的にはブラザー社の「P-TOUCH CUBE」をオススメします。(旧)P-TOUCH CUBEの存在を知った時から欲しかったのですが、USB充電式ではなかったので購入をためらっていました。その他のキーボード付きのテープライターについては、入力が面倒なので敬遠していました。
しかし、「バッテリー内蔵」&「USB充電式」になって新型が発売されたので購入してみました。スマホアプリで簡単にプリントできて便利です。
※↑上記のサムネイル画像だと側面がグレーに見えますが、実際はホワイトです。(旧機種は片面だけグレーでした。)
商品レビュー
概要
↑上記は付属品一覧です。テープは「ゴールド24mm(文字:黒)」「ホワイト24mm(文字:黒)」が各一個ずつ付属しています。(個人的には、12mmが付属してほしかった。)
この機種はバッテリーを内蔵しており「マイクロUSB」ケーブルで充電します。いざ使う時に充電が切れていても、USBを接続すればすぐ使えて便利です。(旧機種では、大量の電池(別売)orACアダプター(別売)が必要でした。)
テープ幅は「3.5、6、9、12、18、24mm」に対応しています。(旧機種では最大幅が12mmまでしか対応していませんでした。)
ただ本体サイズは、旧機種に比べて大きくなってしまいました。↓左が旧機種で、右が今回購入した新機種です。デカい。。。
P-TOUCH CUBEのラベル印刷は、基本的にBluetooth接続で「スマホアプリ」から行います。
パソコンで編集してラベル印刷したい場合は、P-touch Editorという無料の専用ソフトを利用すればOKです。その際は、USBケーブルで接続してプリントします。(旧機種はスマホ専用でした。)詳しくは、記事後半に記載しています。
旧機種との比較
2018-04-09追記:「旧機種との比較」は下記のサイトが物凄く分かりやすいです。
出典:遂にバッテリーが内蔵! パソコンでも作れるラベルライター ブラザー ピータッチキューブ PT-P710BT 【試用レポート】|Joshin webショップ
Joshinさんの商品ページです。様々な角度から比較されているのでオススメです。
別の新商品も追加されたようです。
(2021-03-24 追記)
※さらに幅広の36mmテープに対応した「P-TOUCH CUBE(PT-P910BT)」も登場しました。詳しくは公式サイトをご覧ください。
「P-TOUCH CUBE PT-P710BT」を選んだ理由
- 「バッテリー内蔵」&「USB充電」
- 見た目が可愛い(白好きのため)
- フォントが豊富
- スマホアプリで操作してプリント可能
- 18、24mmのテープにも対応した
という点です。
マイクロUSB充電なので汎用性が高い。ACアダプターとかいちいち取り出さなくていいのは本当に嬉しいです。充電切れでも、USBを接続しながらすぐに利用できます。
操作方法
テープをセットしプリントするまでの操作方法をご案内します。
(下記は、互換品テープを利用して解説していますが、純正テープも同じ手順です。)
まずは、テープをセット
- テープをセットします。(本体は簡単にカパッと開くことができます。)
※もしも、セットするカセットからテープがびろーんと長く出てしまっている場合は、↓下記の赤丸部分に通るようにしてセットしてください。
アプリをダウンロード
- 次にスマホ用のアプリ(無料)をダウンロード
NEW!!
※ P-touch用アプリ「Design&Print 2」が登場しています。
(2021-03-24 追記)当サイトでは旧バージョンのアプリを解説していますが、利用するのは新バージョンがいいと思います。↓
アプリを使ってプリントする
- アプリ起動>
- 本体の電源を入れる>次へ>
- スマホのBluetoothをONにする>閉じる>
- オリジナルラベルの作成はこちらから>
- タップして入力>印刷>
- P-TOUCHを探す>
※数秒待つと見つかります。
- 表示された型番を選択>
これでプリントしてくれます。自動でカットもしてくれます。(旧機種ではカットボタンを押す必要がありました。)
↓初期設定のままでは毎回、一枚目のプリント時は下記のように余分にカットされてしまいます。
※複数枚印刷する場合は設定変更がお得です。詳しくは、後ほどご紹介する下記の「最後のラベルをカットする設定」にてご紹介しています。単に機能をオン・オフするだけなので簡単です。
↓裏紙の真ん中に切れ目があります。
↓実際に貼ってみました。
主張しすぎずいい感じだと思います。同じようなケースが複数ある場合でも、もう迷うことはないです。他のシールも頑張って作ります。
フォントや文字サイズを変更する
入力の際に「フォント」や「文字サイズ」を変更できます。
使用できるフォントの一部をご紹介します。(iPhoneの場合です。Androidの場合は一部異なります。)
TBゴシックなどが選べるあたりにメーカーの本気度を感じます。英語フォントも有名なフォントが色々選べます。欲を言うと、AXISが一番好きなフォントなので、長体以外も利用できるようになってほしいけど、今のままでもすごく満足しています。グッジョブ!
2018-04-28 追記:HelveticaやヒラギノはiOSのみ選択可能
端末がiPhoneの場合、プリインストールされているHelveticaやヒラギノも選択できるようです。しかし、ヒラギノ丸ゴシックはこのアプリの印刷には適していませんでした。微妙にズレます。アプリは無料ですので、購入の前にインストールして、使用できるフォントをご確認ください。
次回以降は簡単に作成可能
印刷時に設定を「保存」できます。
保存しておけば、次回以降は簡単に作成できます。文字を編集するだけで、前回と同じデザインのラベルが簡単にプリントできます。
- 最下部のフォルダのアイコンから選択できます。
テンプレートから作成する
豊富なテンプレートが用意されています。誰でも簡単にオシャレなラベルが作成可能です。
- 興味のあるカテゴリを選択>
- 右上のメニューから一覧を表示できます。選択して作成しましょう。
色々な使い道があるので嬉しいです。
最後のラベルをカットする設定
連続してプリントする場合は「最後のラベルをカットする」を「オフ」にしてプリントしましょう。これは、ほぼ必須の設定だと思います。(詳細はもう少し下で説明しています。)
オンのままでは、毎回余分にカットされてしまいます。
このままでは、勿体ないです。そこで、
「最後のラベルをカットする」を「オフ」にすれば、最後のラベルはカットされず、余分にカットされなくなります。
そして、最後のプリント後にだけ、「電源ボタンを素早く、2回押し」でカット(テープ送り)すればOK。カットされずに残っていたテープもカットしてくれます。
もしくは、最後だけ「最後のラベルをカットするをオン」にしてプリントしてもOKです。
設定方法
- 「印刷」>「カットオプション」>最後のラベルをカットするを「オフ」>
↑印刷ボタンを押さないと設定できない点が分かりにくいですが、仕方ないので覚えてください(o_ _)o - 最後のプリント時のみ「電源ボタンを素早く、2回押し」でカットして完了です。
素早く2回押すことで、テープ送りができます。
もしくは、最後のラベルをカットするを「オン」に戻してから印刷してもOKです。
以上で、複数枚プリントする場合は、かなりお得にプリントすることができます。
互換品テープ
純正のテープはすごく高いので、互換品のテープを購入しました。Amazonで純正の1/3に近い価格で購入しました。
(※ 2019-01-19 現在は、純正品が値下がりしたので、純正でいいかもしれません。)
「互換品 透明テープ光沢あり(黒字)3個セット」を購入しました。問題なく利用できていますのでとても満足しています。(※補償などに関しては自己責任でお願いします。)
透明テープは汎用性が高いのでオススメです。
Amazonなどで「P-TOUCH 互換」「ブラザー工業 TZeテープ」などと検索すれば、単品のものや、違う色のものが沢山見つかりますので、興味のある方は検索してみてください。
私が購入したものとは販売元が違いますが、2個セットもあります。
印刷時に「色が違うよ」とアラートがでますが、「印刷」を押して普通に印刷できます。
純正品テープ
純正テープは種類が豊富です。本体を購入すると下記のような印刷見本が説明書と一緒に同梱されています。個人的に透明テープがオススメですが、これらを見てからお気に入りのテープを購入してもいいかもしれません。
それにしても、色々な使い方ができてスゴいです。
↓「純正品テープ一覧」です。種類が豊富で「キャラクター」のテープなどもあります。
テープの使用例は、下記の公式サイトでご覧ください。
別のアプリからも印刷可能
「Brother iPrint & Label」(無料)という別のアプリでも印刷可能です。
ビジネス用として利用できそうなテンプレートがいくつか用意されています。
別の記事でご紹介しています。
PCソフトからも印刷可能
「P-touch Editor」というパソコン用のフリーソフトも用意されています。この場合、PCにP-TOUCH CUBEをUSBケーブルで接続してプリントします。
※旧機種はスマホアプリ専用でした。
ソフトやドライバーは、下記の公式サイトからインストールしてください。ソフトウェアダウンロードへ進みダウンロードしてください。
本体をPCに接続する前に、必ずドライバーをインストールしておいてください。そうしないと、きちんと認識してくれない場合があります。(私は先に接続してしまったので、きちんと認識できませんでした。そういった場合は、ドライバーを再インストールする必要があります。ドライバーアンインストール用のソフトも下記のサイトからダウンロード可能です。)
2018-04-03追記:「P-touch Editor」の使い方の記事書きました。よろしければご覧ください。
注意点
付属品にACアダプターはありません。
付属品にACアダプターはありません。マイクロUSBケーブルのみ付属しています。私はPCで充電するので、逆にACが無いほうがありがたかったです。が、一応ご報告です。
あと上記でも説明していますが、私のようにPCで充電する方は、先にドライバーをインストールしてから接続することをオススメします。そうしないと、P-touch Editorという無料のPC専用ソフトを使う際に、きちんと認識しない可能性があります。その場合は、ドライバーのアンインストール&再インストールで解消できますが、面倒なので先にドライバーをインストールしてから接続しましょう。
印刷について(1)
久しぶりに印刷する場合は、P-TOUCHを再度検索しなければいけない場合があります。
本体のバッテリーが完全に切れてしまったせいかもしれません。数秒のことですが、一応ご報告しています。
印刷について(2)
美しいフォントが色々選択できるのですが、プリンターの解像度が低いのでジャギっています。
↓下記が印刷見本です。ボケてしまって見にくいですが、文字の曲線がギザギザです。
↑透明テープの場合、真ん中に薄っすらと線があるように見えなくもないです。シールの台紙の切れ込みの型が粘着部分についているからです。
2019-06-15 追記:純正テープと互換品テープの比較画像を追加しました。
↓やや拡大した画像です。
個人的に文字の綺麗さに違いは無いように思いますが、粘着部分など細かな違いが気になる方は純正テープをオススメします。
テープ跡の検証(テプラと比較)
(追記:2021-03-24)
コメントで「テプラ」の「テープ跡・のり跡」が酷いと教えていただいたので、検証してみました。
テスト用に、
- 「テプラ」Lite フィルムテープ 15mm ホワイト TPT15-006
- 「テプラ」Lite フィルムテープ 11mm クリア TPT11-009
を購入しました。楽天で1個、300円程度でした。
↑ツヤありタイプのはずですが、どちらもマットな印象のテープでした。
検証(約1年)
↓下記のように、プラスチックに2社のテープを貼って1年ほど放置してみました。(剥がす前の写真を撮り忘れたので、イメージ画像です。m(_ _)m)
↓そして、一年後・・・
テープを剥がした結果、
テプラの糊残りが酷い。。。
P-TOUCH CUBEのテープは、わずかに糊残りがある程度ですが、テプラの方は結構糊残りが酷いです。
↑特にテプラの透明の方は、やばいです。。。
かなり粘着力があり、シール剥がしがないと厳しかったです。。。
ちなみに、P-TOUCH CUBEの互換品テープも試しましたが、それもほぼ糊残りナシでした。よって、テプラのテープのみ糊残りが酷いという結果になりました。。。ご注意ください。
その他のオススメ商品
P-TOUCH CUBE PT-P910BT
2021-03-24 追記
さらに幅広の36mmテープ対応タイプも新登場。
テプラ Lite LR30
2019-09-27 追記
アプリで印刷するタイプです。オリジナル似顔絵や写真挿入機能など面白い機能もあります。
単4形電池×4本(別売)で使用するタイプです。本体が小さめでデザインも可愛いです。
テプラ PRO SR5900P
完全に業務用としてのラベルライターをお探しの場合は、「テプラ PRO SR5900P」の方がいいかもです。
テープの種類がすごく豊富です。マグネットテープとかに対応している点も良さそうです。シールの様に丸くカットされたテープにも対応していたりするので、業務用としては優秀です。無線LAN接続にも対応しています。ただし、電源はACアダプターですし、本体はやはり大きいです。
詳しくは下記の公式サイトをご覧ください。
感想
私は、Amazonで注文しました。商品が届き、開封してからの第一印象としては、「デカイし重いな」という印象です。↑ご紹介した写真では伝わりにくいかもしれませんが、結構デカイです。重さも結構ずっしりしてます。約640gらしいのですが、結構重く感じました。
しかし、「バッテリー内蔵&アプリで手軽に印刷OK」なので大満足しています。キーボードの無いシンプルなデザインも気に入っています。充電切れの状態でも、USBケーブル挿したまま起動すれば、すぐに使用できますので便利です。
P-TOUCH CUBEの詳細な情報は、下記の公式サイトをご覧ください。
互換性テープについて触れていますね。互換性テープ本体の画像があるなら印刷後の仕上がりも載せて欲しかった。
貴重なコメントありがとうございます。
この記事で「PC関連」とプリントしたテープの画像は、「互換品テープ」のものです。
記載できていませんでしたので、追記いたします。お手数おかけいたしました。
テプラは、ラミネートテープでなくなった。
貼っていたテープをはがすとテープの下地が(白テープだと白い部分がすべて残ってしまい綺麗にはがせない)
P-TOUCHは、ラミネートテープで、テープも比較的綺麗にはがせるので使用しています。
テプラはお持ちでしたら、比較などをしてみたら面白いかと思います。
CUBEは次購入の参考にしたいと思います。
そうなんですね、知りませんでした。。。
テプラは昔勤め先にあった程度で持ってないので、テープの質まで比較できていませんでした。
剥がしにくいテープは嫌ですね。。。
他社比較は大事ですね。テープだけでも試してみようと思います。
貴重な情報ありがとうございます。