車検の際にバッテリーが弱っていると告げられましたので、節約のために自分でハイブリッド車のバッテリーを交換してみました。純正品よりも容量の大きいパナソニック製のカオスバッテリーにしました。
補機用バッテリーとは
「補機用バッテリー」とは、通常のガソリン車と同じ12Vのバッテリーのことです。ガソリン車と同じく、このバッテリーが上がってしまうと、エンジンが始動できません。
違いは、発生するガスを車外に排出できる構造になっている点です。また、ハイブリッド車はガソリン車と違い、バッテリーが車内(後部座席かトランク)に設置されていることが多いそうです。
出典:caos ハイブリッド車(補機)用 【HV/H2シリーズ】 | パナソニックカーバッテリー | Panasonic
「補機バッテリー」と「駆動バッテリー」の違いは下記のページで分かりやすくご紹介されています。気になる方はどうぞ。
補機用バッテリー交換について
ディーラーで交換すると4〜5万くらいかかるらしいので、ネットで購入して自分で交換しました。バッテリーは、楽天市場で15,000円くらいで購入できました。
今回の交換で「購入したもの」と「用意したもの」は下記の通りです。
購入したり、用意したもの
「新しいバッテリー」と「レンチ」の二点さえあれば交換自体は可能です。
私が用意したのは、下記の6つです。
- 自分の車に合った補機バッテリー
- 廃バッテリー処分券(必要に応じて)
- レンチ(サイズ:10mmのみでOK、※稀に12mmの車種もあるそうです)
- ゴム手袋(なくてもいいが、自己責任で)
- メモリーキーパー(必要に応じて)
- メモリーキーパー用に単4電池x6本(必要に応じて)
補足
- バッテリーは車種によって違うので、購入する際はご自身の車にあったバッテリーを購入してください。
- バッテリー上がりや、メモリーキーパーなどを利用しないで交換した場合、ナビの設定や車の時計設定などのデータが消えてしまいます。
- 事前にメモリーキーパー対応車かどうかご確認ください。(2006年(H18年)1月以降に日本国内で初度登録されたOBDコネクタ(故障診断コネクタ)装備車に使用可能)
- 単4電池は、メモリーキーパーで6本必要でしたので購入。
- レンチのサイズは10mm(稀に12mmの車種もあるそうです)。ラチェットレンチがおすすめ。
バッテリー検索
下記サイトで車種別のバッテリー検索が可能です。
バッテリー品番の意味
出典:自動車用バッテリー 品番の見方 | カーバッテリー取扱方法 | パナソニックカーバッテリー | Panasonic
①バッテリーの種類、②性能ランク、③短側面のサイズ、④長側面の長さ、⑤端子の位置
下記サイトでバッテリー品番の見方が詳しく紹介されています。
メモリーキーパーの説明
下記の動画で詳しくご紹介されています。
メモリーキーパーの代用として
私は試していませんが、ジャンプスターターはメモリーキーパーの代用として機能するようです。
補機用バッテリー交換方法
補機バッテリー交換方法は、
- 走行直後であればバッテリーを30分以上休ませる
- メモリーキーパーを接続し、ドアを閉め3分待つ
(私の場合、ハンドルの下あたりに差込口がありました) - ケーブルを外す際「マイナス」から外す→次に「プラス」を外す(-→+)
- 排気ホースを外す
- 金具をはずし、バッテリー交換したら、また金具を取り付ける(ここで10mmレンチが必要)
- ケーブルを付ける際「プラス」から付ける→「マイナス」を付ける(+→-)
- 排気ホースを付ける
という流れで完了です。
※金具に触れるなどしショートすると爆発の危険もあるそうです。バッテリー交換は、ある程度危険もあるそうなので、心配な方はディーラーなどで交換してください。
ハイブリッド車の場合、バッテリーの設置場所がトランクや後部座席の下だったりしますので、事前に場所はディーラーや説明書などでご確認ください。
交換方法は、下記の動画を参考にしました。
バッテリー上がり
バッテリーが上がってしまうと、メモリーキーパーを利用しても意味がないと思います。バッテリーが上がるとナビの設定が消えてしまいます。
バッテリーが上がったり、メモリーキーパーなどを利用せずにバッテリー交換した場合で、「事前にナビにパスワードを設定していた場合」は、次回ナビ起動時にパスワード入力を求められます。
この入力画面は、設定していないと表示されないとのことですが、設定している場合は入力しないと何もできません。
パスワードが思い出せない場合、「パスワード解除」するには、ディーラーへ持ち込んで「3,000〜5,000円程度」支払う必要があります。価格はディーラーによって違いますし、お店が混んでいる場合はその日にできないこともありますのでご注意ください。ちなみに、私がパスワード解除した際は、車を購入したディーラーに持ち込んで、10分くらいで解除できました。
ちなみに、バッテリー上がりになった時のジャンプ手順については、下記の公式サイトでご確認ください。
感想
バッテリーは、一度弱ってしまうと結晶化し、電池容量が低下してしまうそうです。サルフェーションと呼ばれる状態で、充電しても直らないそうです。5年くらいで寿命だとも聞いたことがあります。そのため、今回はバッテリーの交換に踏み切りました。
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